JABRO-REVORIDA

All Text

月光島潜伏奇談

様々な速度を複合して走るので、結局の所遅いのではないかという新たな着眼が起こる。状況によって切り替える最低限とはいえ七段階というのは正しいようでもっと単純でよいという話し。三段階なら複合される場合の対応が容易で御座るが、究極を考え複合排除で出来ないかと考える。最も可能に思えることが実際は踏まえる段階で困難である。下駄工場の横を曲がると坂になるので橋になると思っている段階で想像力に負けているのだ。しかし実際は当たってしまい橋を越えるとムーンアイランドが川沿いに横たわり進みゆくと地域育ちの少年少女のビニールボール合戦に巻き込まれる。オーいい、何やってんやンけぇ遅いわ。グワッチ、イナバウワ〜、ってそれ協議に関係ないじゃんと爆笑で漁業用自転車を停止させ見入ってしまうフガイNASAで御座る。異常に短いセクションプレーの結末は三時過ぎのゆとり教育の結果サンバンセ思い出横町からの携帯報告？まぁいいかとこぎ出すとやはり自動チェンジが効いてしまうのは結果的には幸いであり早くなる。超えられないのは橋がないからだとやっと分かって不本意ながら戻ってありきたりなルートを選ぶことでムーンライトアイランド地区を過ぎ去る。窓辺には数枚の黄色いフンドシ。 キャラメルジュースという茶店があるので気になってまた降りると中学女子学生二名が競い合って店内に入るので、外の出窓からスカイバルベリアジュースとホイップドチーズホットを品のいい漫画愛好家に注文し店内をのぞき込みながらこれを食らうと店内に数枚の時代物の宣伝看板が掲げてあり選挙区の科学系学生が電子拡大鏡で解読を試みている。サバンタ、見かけの状況で、春風さん兄弟、マチウという画家、過ぎ去った現代美術館があって高速高架橋の複雑な交差の下でささやかであると、なんとか一定の論旨が現れぬモノかと工夫しているので御座ろうが既にそれが独自世界過ぎるので御座い在る。傍らの植物をサボテンだと信じていてトゲがないことに気づきはっとする。新種と言うより葉の力量が衰えたほうれん草微妙にふくらみを残してまとまっているのでありやがった。何でもかんでもＪＡＺＺでいいのかと思いながら白黒のバックをさげてみるが似合わないことこの上なし。まいい、日が沈む前にこの地域は通過しておいた方がよいという合理的判断。

パンマイマーが平日にやってる地域。登りは二輪走行レーンがないのに下りはあるというのでは不公平だと思って渡ったがよく考えたら行って戻る前提かも知れない。突き当たりに鳥居があり大概は稲荷であろうと思って行ってみる。はためく事も出来ないくらいに深紅の旗が乱立している。その向こうで祈るのである。赤とは黒と青に関係する場合がある。宗教的な問題で御座る。燃えて灰になる。斜めのガラスに映っている歩いている人間の姿の実体の位地が分からない。通過しただけだが木がある場所ということである。港を越えてきた。自動操縦電鉄の真上に構築される未来高速船。桟橋が空中に突き出て止まっている。未曾有の構築体だが未来永劫完成すまいと直感する。遠くに見える不毛ＴＶのまわりで開拓される前に荒野のごとき潮風の大地が実にわびしい。夜間に放映されるのでナイター競技だと断言したら向こうは真昼でやってるというチェック。とにかく９時前には戻るべきところで御座るが、直線湾曲経路が完全パックで計画されており西日を頼りに移動することがおぼつかぬまま１８０以上確実に回転している。あきらめて止めると巨大な箱状の空間の中が薄暗くゴゴゴゴッガｇォ〜と何かをやってるので入ってみると、すさまじい紙吹雪で前が見えない。

ダメよ危険という女子事務員のガラスブースからの身体演技であるがライダー変身をやってみせたらＯＫが出たので安全コーナーの使用が許可される。落ちついて見てみると紙吹雪を巻き起こしている大型作業アーマーにたい二体を巧みに操っての労働中なので語在った。ゴゴゴ〜とう黄色のの先にメタリックシルバーキランキランの数メートルはあろうかという鋼鉄アームが付いており既に巨大な直方体に固められた紙片の固まりを挟んでは縦横無尽の移動攻撃で御座るが、Ａ点からＢ点へ移動させるというような単純な作業では無い模様でありやがる。持ち上げてはコーナーぎりぎりまで下がって対面の位地まで直進しておろすかと思ったら下ろさない。何度も弧を描いて前進後進を繰り返している。すさまじく高速でありみじんの不安さもない操縦技術でありやがる。グワィ〜〜〜ンの拙者の真ん前で舵を切ってまた向こう側へ行ったが雰囲気あの顔は半分寝てるように見えたが、そこがプロというもので御座ろうなぁ。連日何年もこういう高等技で暮らしているので御座ろう。しかしヤツはいったいあの持ち上げたり下げたりしながら結局床すれすれに移動させてるあの巨大な紙の固まりをどうやれとボスに言われてんの？考えれば考えるほど理解できない動きで御座るが、同時にすさまじいドライブ感で御座る。業務連らくぅ〜♪狭間山さんそろそろ清掃ミッションを終えて帰らないと夜間の水中競技大会観戦（会社慰安企画）に遅れます和よぉ〜、おむおうそういう時間かハイハイ。と一気に作業終了らしい。ふと鋼鉄アームマシンが縦横無尽に移動して御座った全床面は一紙乱れぬ美しい平面となりブース横の収集領域に小高い紙山が形成されて御座る。ナニ、グリップした紙固まりで床をさらっていたんで御座るか、くそぉそうで御座ったかぁぁぁ。欺かれた、と思わず叫ぶ。ガｃジヤクゴズッッコ〜ンとマシン以上にでかい鋼鉄フレームにグリップがつっこまれる。収納機器だなと思って見ていると自分よりでかいそれを握って前方に引き出しマシン自体は裏庭に置き去りらしい。すさまじい高速技だ。

我に返って外を見ると西日はとっくに沈んで一部夜間照明が起こってるチマタの状況。まずい後は１００円ショップで買った方向指示用磁石をつるしながら行くしかないが風が強いな。裏庭には紙の直方体の固まりが数十メートルの高さに構造化され桟橋で積み荷になろうと時を待って御座る。やがていずこか異国で溶かされて新たな紙となり戻ってくるので御座ろうか。これも国際交流というｈなしで御座ろう。無尽の紙の固まりに凝縮された捨て去られた情報の再処理。様々な現実味のない顔写真など。